各パーツへの工夫 ~背当て編~

2016/12/15(木)


各パーツにもこだわっている萬勇鞄のランドセル。
細かいところまで工夫することで、お子さまにとって6年間使いやすいランドセルに仕上げています。

こだわりを詰め込んだパーツの中から、今回は背当てのこだわりをご紹介いたします!


背当てに使われている素材について


ランドセルの背当ては、天然皮革にはソフト仕上げの牛革を、タフガードには人工皮革のエアリー?を使っています。

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まずは天然皮革の背当てについてご紹介いたします!
天然皮革に使用しているのは、ソフト仕上げの牛革です。
牛革は牛革でも、本体に使っている牛革とは違う種類なんですよ◎

動物の原皮を革として使えるように加工することを「鞣し(なめし)」と言いますが、背当て用と本体用の牛革では鞣し方が違います。

背当ては直接肌に当たる部分ですので、背当て用の牛革は肌触りが良いことが大切です。
もしも本体用の牛革を背当てにも使っていたら、ゴツゴツになってしまいそうですよね…;

牛革は天然皮革なので、毛穴で呼吸しています。
だから通気性もバツグンですし、汗をはじいたりもしません。
汗を吸ってくれるので、夏でもサラサラなんですよ!

しかも、汗をかいても人工皮革のように冷たくならないんです◎
温もりのある手触りは、天然皮革である牛革ならではのものですね♪

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タフガードの背当てには、エアリー?という素材の人工皮革を使っています。
エアリー?は通気性と透湿性がバツグン!

透湿性とは水蒸気が通り抜ける性質のこと。
透湿性に優れた素材は、汗を吸い取って発散してれるので、蒸れにくくべたつきも感じにくくなります。

しかも速乾性や耐水性があるので、夏でも背中はサラサラ◎
抗菌・防臭加工までされているんです。

これだけ加工ができるのは人工皮革ならではのこと!
エアリー?も背当てにはもってこいの素材ですね。

背当て用の牛革もエアリー?も、背負ったときに疲れないように、ふんわり♪しているんですよ◎
クッション性にも優れているので、長時間歩く必要があるお子さまにもぴったりです。


背当ての中には耐久性のある素材を

背当ての中には丈夫な素材を使っています!
非常に耐久性がある素材なので、6年間使い続けてもへたりにくい♪

実はランドセルの中にはクッション性を求めるあまり、背当てにスポンジを使っているものもあります。
しかしスポンジだと、時間が経つにつれてへこんできてしまうんですよね…。

へこんできたスポンジは、当然ながら背負い心地が悪くなってしまいますよね。
高学年になっていくにつれて、教科書類は多くなっていくと思いますが、
その頃になって背当ての中身がへたってしまったら、ランドセルを背負うのが辛くなってしまうことも。
ですから背当ての中は、へたりにくい耐久性がある素材を使うことが大切だと思います。

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耐久性がある、と聞くと硬めのものを想像してしまうかもしれませんが、表面の牛革やエアリー?がふんわり♪クッション性があるから大丈夫!

実は萬勇鞄の背当ては二重構造になっているんです♪
あまり厚くすると今度はミシンがかからなくなってしまうので、薄いものを使用して二重構造にしています。

真ん中をへこませることで、お子さまが背負っても疲れにくい!
お子さまに優しい背当てなんです◎


快適な使い心地の背当て


ランドセルのパーツの中から、今回は背当てについて詳しくご紹介いたしました。

表面の素材にも中の素材にもこだわった背当ては、使い心地がバツグン!
暑い日でもたくさん歩く日でも、お子さまが快適にランドセルを背負えるようにたくさんの工夫を詰め込んでいます。
お子さまにも気に入っていただけると嬉しいです◎