各パーツへの工夫~補強編~

2016/12/08(木)

萬勇鞄のランドセルには様々な工夫を取り入れています。
パーツにもいろいろありますが、ランドセルの中でも地味に大切なのが補強。
実はランドセルの中には、補強材が入っておらずペコペコのものもあるんです…。

ランドセルは活発なお子さまが6年間使うもの。
ですから、簡単には壊れない丈夫さが大切ですよね。

今回は補強の秘密をご紹介したいと思います!


ほつれにくく丈夫な手縫いでの補強

ランドセルの補強に大切なのがこの手縫いの部分。
手縫い、と聞くだけで丈夫さが増す感じさえしてしまいます(笑)

もちろん手縫いは、丈夫な感じがするだけではなく、実際とっても丈夫なんです。

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ミシンの縫い目をほどいたことのある方はご存知だと思いますが、
ミシンの縫い目は一か所が切れるとパラパラとほつれやすく、次から次へとほどけてしまいます。
ほどけてほしくない所までほどけてしまうこともありますよね…。

それに対して手縫いの縫い目というのは、両側から交差して縫っているので、そもそもほつれづらいんです。
しかもミシンの縫い目のように連鎖してほつれることはありません。
パパやママにとっても安心ですよね。

しかも手縫いなら職人の力加減で縫うことができます。
熟練の職人たちが革の状態を見ながら縫えるので、とっても丈夫な縫い目に。
ミシンの場合は力がかかり過ぎてしまい、糸がピーンと張ってしまうこともあります。
ピーンと張った糸は切れやすくなるというのは…想像がつきますよね。

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だから手縫いは、補強にぴったりなんです。
萬勇鞄のランドセルは、特に丈夫に仕上げたい肩ベルトと背当てを手縫いで仕上げています!


大マチを支える補強材


実はランドセルの中には補強材が入っています。
それがこの大マチの部分。
大マチは特に負荷がかかる部分です。

道を歩いているとよく見かけます。
ランドセルを背負ったまま壁にもたれている子。
ランドセルを椅子にしている子。
椅子だけに留まらず枕にしている子。(笑)

お子さまにとってランドセルというのは、とっても便利なアイテムなんですよね。
クッション代わりにもってこいなんです。

そんなランドセルを陰ながら支えているのが補強材なんです。
補強材が大マチをしっかり補強!

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ランドセルの側面のミシンの縫い目に合わせて、補強材が入っています。

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画像のような縫い目のランドセルには、この縫い目の形のようなイチョウ型の補強材が入っているんですよ。
ずいぶん面白い形をしていますよね。

補強材はランドセルにかかる負荷を一身に背負う、とっても強い味方なんです!
補強材のおかげで、ランドセルは潰れることなく使うことができるんですよ。


背板の変形を防ぐピアノ線


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ランドセルを支えるもう一つの隠れた存在…
それが背板に張っているピアノ線です。

「こんなところにも補強材が?!」と驚かれるかもしれません。
実はこのピアノ線のおかげで、背板が反りにくくなっているんです。
ランドセルの変形を防いでくれるので、型くずれすることなく使えるんですよ。
こちらも地味にすごい!シリーズの一つなんです。


お子さまの6年間を支える丈夫なランドセル


今回はランドセルの補強への工夫についてご紹介しました。
見えない部分にた~くさんの工夫を詰め込んでいる萬勇鞄のランドセルは、6年間使っていただいてもへっちゃら!
お子さまと6年間を歩んでくれるはずです。
萬勇鞄のランドセルと一緒に、毎日楽しく過ごしてくださいね!